- 2012年に第7回武蔵野市国際オルガンコンクールに日本人として初優勝、2013年に第62回ニュルンベルク国際オルガン週間・オルガンコンクールに立て続けに優勝して以来、オルガン界の彗星として、ヨーロッパで現在最も注目を集める若手オルガニストの一人である。
1987年東京に生まれ、2005年より東京藝術大学にてオルガンを学ぶ。学内において、アカンサス音楽賞、同声会賞、大学院アカンサス音楽賞を受賞。モーニングコンサートにて高関健指揮、芸大フィルハーモニアとオルガン協奏曲を協演。また、ジャズピアニストの佐藤允彦のもと、ノン・イディオマティック・インプロヴィゼーションを学び、新宿ピットインなどで、即興演奏集団The Aliens Networksのメンバーとして、ライブ活動も行う。
2011年よりDAAD(ドイツ学術交流会)音楽長期派遣奨学金及び公益財団法人ローム・ミュージック・ファンデーションの奨学金を得て、ドイツ・ハンブルク音楽演劇大学に在籍。同大学院古楽オルガン専攻及び同大学オルガン国家演奏家資格取得課程にて学び、共に栄誉つき最高点にて修了。2016年にオルガンのドイツ国家演奏家資格を取得。現在は引き続き同大学教会音楽科にてオルガン即興をJan Ernst、合唱指揮をChristoph Schlechter及びHannelotte Pardallに、指揮法をFrank Löhr、ピアノをGabriele Cervone、声楽をJörn Dopferのもとで学んでいる。現在、文化庁新進芸術家派遣制度研修員。シュレースヴィヒ・ホルシュタイン声楽家協会混声合唱団指揮者。
これまでにオルガンを廣野嗣雄、椎名雄一郎、Wolfgang Zererに、通奏低音を廣澤麻美、Carsten Lohff、Volkhardt Preuß、Menno van Delftに師事。
2013年にはハンブルクにて、オットー・シュテータラウ財団ロータリー奨学金コンクールに、2014年にイタリアの第4回ダニエル・ヘルツ国際オルガンコンクール及び第3回アガティ・トロンチ国際オルガンコンクールにも優勝を果たしている。
これまでにアンスバッハ・バッハ音楽祭、リエパヤ国際オルガン音楽祭、バディア・ムジカをはじめ、バンベルク・コンサートホール、フィルハーモニー・エッセン、ザルツブルク、シュヴェリーン、ブリクセン、バーゼル、ペルプリンの各大聖堂、ハンブルク・ミヒャエル教会、ノルデン・ルドゲリ教会、ナウムブルク・ヴェンツェル教会、シュトゥットガルト僧院教会など、日本とドイツを中心にイタリア、スイス、オーストリア、デンマーク、ラトヴィア、ポーランドでのリサイタルに招聘されている。2015年には、ミューザ川崎シンフォニーホール委嘱、作曲家薄井史織による≪小宇宙≫の世界初演を担当した。2017年3月には高関健指揮、京都市交響楽団とオルガン協奏曲を演奏。オルガンとライヴ・エレクトロニクスを用いた演奏シリーズも、今後予定されている。
アンサンブル奏者としても、ハンブルク音楽演劇大学教授Matthias Höfs、ジャーマン・ブラスChristoph Baerwind、ベルリンフィルハーモニカーAndre Schochと共演を重ねている。
桁外れの莫大なレパートリーを持ち、異才オルガニストとして聴衆に愛される演奏は、北ドイツ放送局、バイエルン放送局とのラジオ録音や、Naxosからのデビューアルバムとしても録音されている。日本経済新聞の電子版に特集記事及び動画が掲載され、再生回数のベスト10にランキング入りするなど、高い注目を集めている。
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